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自転車のタイヤの話題。意外性のないみんなが使っている良タイヤ、それがGrandPrix 4000S II

Continental GrandPrix 4000 II このタイヤはレース用クリンチャータイヤのなかでもしかしたら最も人気があり、みんながわりと使っているタイヤなのかもしれない。 だからこそ意外性がなく、このタイヤと比べられてしまうのではないだろうか・・・・? ...

2018年3月20日火曜日

Mercedes-Benz C180 AVANTGARDEという車 1


「あっ、ベンツだ。」
「おベンベンじゃないですか」
「ちょ、なに持ってきてるん・・・」
見せた人は口々に一言漏らす。その実態は、正規表現しか受け付けない、ドイツ人が作ったお堅い車だった。

それではどうぞ。




異国人にはステレオイメージがつきがちだ。
勤勉な日本人、豪快なアメリカ人、自由なフランス人、そしてさいごにまじめな(お堅い)ドイツ人。
車にも同じようにその国の特徴が出るだろう。
法律違反をしないための日本車、直線がとりえのアメリカ車、ラリーもサーキットも楽しめるフランス車、そしてさいごに正規表現しか受け付けないドイツ車。


このC180 AVANTGARDEも例に漏れず、とてもまじめでお堅い。
いかにもメルセデスベンツであるという威圧的なデザインは変わらず、後ろからライトだけ見ると、C以上のセダンは区別が付きにくい。外だけ見ると、Cと分かってもとてもじゃないが排気量を推し量ることは不可能だ。

それにこのCクラス、とてもじゃないが判断ができない。

Wikiにまとめてあったのだが、これだけを見るとさっぱりわからない。
C180だけでも10もある。セダンというだけであればC180、C180 AVANTGARDE、C180 Laureus Edition、C200・・・と9種類もある。(現行C180は2種類)
いったい何が違うのか?それは、ホイールと、シート、そしてステアリングチルト・・・といった一部外装と内装。それをも分けて販売するあたりがメルセデスベンツといったところ。(全部オプションで選べるようにしてくれよ)




みよ、このステアリング周りのスイッチの多さよ!
スイッチの多さは煩雑さを招くことになるのは既に業界では話題なのだが、あくまでもスイッチを分けようとするのがベンツなのだと思えばこのあたりは逆に分かりやすく感じる。


一番真ん中のレバーを見ると、なんだか灰皿みたいなのが斜めをむいているが、これはハンドルである。(なぜ横から見たんだ)
一番上のレバーは方向指示とワイパーである。一般的なイギリスと日本以外の車はワイパーは右にレバーがある。だがこの車は運転席の右側にはCOMANDシステムが配置されており、ギアシフトレバーがなく、右側にギアシフトレバーが置いてあり、統合されてしまったのだ。このワイパー、一度だけ動かしたいときはどうすればよいか。一度ひねる?そんなことをしてもすぐには動かない。それか、コマンドが通る時にワイパーが2度動いてしまう。答えは、ウォッシャー液を出そうと思えば、ワイパーが一度動く。それはなぜか。ウォッシャー液を出すためには強く、ウインカーレバーを動かしてしまうレベルで押し込む必要があるからだ。
そしてこのレバーを前に引けばパッシング、後ろに倒せばハイビームになる。
ではライトのレバーはどこにいったのか?


キーが刺さっているライトマークの横にひねるつまみがある。これである。(なぜ分けたのだ)
シートを倒すのには123Mと書かれたボタンの横にあるシートの形をしたレバーがある。これを押せば、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと・・・時間が無限に感じる速度でシートのあちこちが動く。だが、それだけではない。運転席には座面の横にもボタンがあり、そのボタンにより背面のふくらみが変わる。まるでマッサージ機に座っている気分になる。

中央のまるでレバーのように見えるものは、コマンドシステムの基幹ボタンである。ダイヤルでメニューの選択を行い、その上に載っているレバーのようなもののダイヤルカバーの上面で地図を動かすなどの操作が可能。

COMANDシステムは操作中も操作が可能となっているが、指が触れた程度で地図が動くということもある。ただし、動かしたいときには思ったように動いてくれない。
そして、ナビの設定に不可欠な文字入力はより煩雑である。
ナビに目的地を入力したい場合は、この画面からダイヤルを左か右に回し、コマンドラインを開き、「目的地設定」(右に延々と回し続けて最後に到着する場所にあるが、左に回して後ろから・・・ということはできない)を選択し、ダイヤルを押す。そして「かな入力」をおして・・・と通常より2手間近く多い気がする。
それもこれも、このパネルがタッチパネルではないのが原因だ。



それを解決するための音声入力なのだが・・・・・・・・・・・・
イギリス英語ではうまく認識せず、アメリカ英語でも認識がはっきりとせず、日本語では・・・・言うまでもなく認識しない。

さらに、一般的なナビであれば現在位置を示すボタンやAV機器の画面から一度現在位置を示すことができる。だがベンツは違う。Naviボタンを押したあと、Naviに戻るを選択する。ひと手間多いのである。

そして日本製のナビであれば、信号位置が記録されているため、常に曲がる手前の交差点が信号があるかどうかを判断できる。だがベンツは違う。曲がる場所の信号しか表示されていないのだ。

また一般的な日本語ナビであれば、交差点に信号があるかどうか、何個目の信号かを伝えてくれる。だがベンツは違う。3車線だろうが5車線だろうが、「200m先を右折です。」→右折後「150m先を左折です」曲がった先の信号で右折なのかすら分からないのである。

まだある。日本製のナビであれば、速度に応じたり、速度が不明であってもナビゲーションできるように、「次の信号を・・・」という表現をする。だがベンツは違う。60km/hで走っているときに、「ぽーん。 さんびゃくめーとるさきの しんごう を うせつ です。」ちなみにアナウンスはこのとき初めて聞こえる。

一つ一つ消さなくてはならないオーディオ設定。

ナビに関してだけでもこれだけでてくるが、オーディオでも同じように煩雑だ。曲を変えるとき、一般的なカーナビ&オーディオでは、ハンドルスイッチか、カーナビに付属しているスイッチで曲を変えることができる。だがベンツは違う。COMANDシステムの戻れそうなボタンを押したあとに、ダイヤルを左に動かすことで曲が変わる。

オーディオといえばBluetooth audio deviceが最近は流行だ。レンタカーではよくこれが放置されていて一括で消す作業が必要だったりして、一括で消すメニューを探すことになる。だが、ベンツは違う。その設定は一つ一つ消す必要がある。


車高が低く、そして窓のサイズが小さい車の場合、リバースに入れたまま扉を少し開けて横の白線間隔を見ることもあるだろう。だがベンツではリバースに入れた状態で扉を開くことはできない。正確には、扉を開けた時点で強制的にパーキングに入る。たとえバック走行中であってもである。

まだ例は続く。トランクをしめる時、人によってしめかたに幅があると思う。にぎやかに閉める人から静かに閉める人。それでもトランクは閉まる。だがベンツは違う。扉が40°以上開いた状態で400Nの加速度で扉を閉めなければ、トランクは閉まらない。



ボンネットもそうだ、アルミやカーボンでできているボンネットであれば、10cmほど軽く持ち上げ、落とすように閉めれば閉まる。だがベンツは違う。ボンネットは30°以上開いた状態で300N以上の加速度で閉めることが必要だ。
(静かな駐車場でボンネットを閉めたところ、建物に反射したボンネットの音が響いた)

そう、ユーザビリティを目指すがゆえにベンツのとった方法、それこそまさに正規表現なのだ


ベンツも車は作れても、文字だけは作れない。なんともお粗末な話だが、事実である。
まて、正確な表現をしなければ。ベンツは堅牢で堅実な車を作れても日本語のフォントは作れない。MSゴシックか何かを利用しているのだろう、日本語表示はうまくない。
また、ほかの画面からNAVIボタンを押し、ダイヤルを押すことで現在位置表示に戻ることができるが、これを現在位置から少し地図を動かした状態でnaviボタンを押してダイヤルを押し込むと、なぜか警告画面が表示され、英語でメニュー画面が出る。(画像はない)
つまり、戻るボタンを押せという正規表現的な注意なのだろう。


この画面は車載レーダーによる前方車間で、車が接近すると表示が行われる。

このように。ちょうどCクラス同士だったのでまるで前方の車を認識しているような表示だが・・・注目してほしいのは自分の車はEクラス以上か前のモデルのCクラスで表示されていることだ。そして、前方車両が別の車でもCクラスのお尻を表示する。
まるでベンツ以外の車は前方にはいてはいけないといわんばかりである。


視界に車がある場合に光るブラインドスポットアシストや、ESP(横滑り防止姿勢制御システム)、クロスウインドアシストといった自動制御システムも装備されているが、実際は予期せぬ場合の判断にかける時間がハンドル操作と合わず、マッチングしないことも有るし、逆に強く働きすぎることもある。
そして、何よりSport+モードにした後、発進時のマニュアルシフト動作に加えて働くことで、余計なギアシフト動作が加わるわり、ギア操作をすることでスムーズな発進を妨げてしまう。とてもじゃないが煩わしく、何よりワインディングや高速道路での合流ではいってほしくないギアに入ってしまう。


これはベンツらしいといえばベンツらしいのだろうが。

ベンツが怪しい動きをとっているときは、中の人が実はそんな車特有の操作に戸惑い、外から見て怪しい動きになってしまっているだけかもしれない。

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